脱毛の「通い放題」は、どれだけ通っても追加料金がかからない夢のようなプランに見えます。ただ、実際の条件を細かく紐解いていくと、表面上の金額や「無制限」という言葉だけで選ぶのは危険です。
契約後に「数ヶ月先まで予約が埋まっていて年に数回しか通えない」「有効期限が短くて保証期間が終わってしまった」「解約しようとしたら返金対象の回数を超えていた」といったギャップに直面する人は珍しくありません。
後悔しないためには、料金だけでなく有効期限・施術間隔の制限・対象部位・解約時の返金条件までを網羅的に比較して選ぶ必要があります。
現在契約できる通い放題プランの正確な条件と、通い放題を選ぶべきかどうかの判断基準を整理しました。
脱毛の通い放題とは?回数制との違い
通い放題プランは、決められた料金で一定期間または無制限に施術を重ねられる契約形式です。一言に通い放題と言っても、仕組みや保証範囲はクリニックやサロンで大きく異なります。
契約条件の範囲内で繰り返し施術を受けられるプラン
通い放題は「好きな時に好きなだけ通える」わけではありません。あらかじめ定められた規約の範囲内で、一定のペースを保ちながら通う仕組みです。
毛には生え換わる周期(毛周期)があるため、多くの店舗では前回の施術から2ヶ月〜3ヶ月程度の間隔を空ける必要があります。そのため、毎週通ったり毎月何度も施術を受けたりする通い方は物理的にできません。
契約期間内に何回通えるかは、店舗の予約状況と施術間隔のルールで実質的に決まります。
回数制・都度払い・通い放題の違いを比較
脱毛の料金体系は「回数制」「都度払い」「通い放題」の3種類に分かれます。それぞれの費用発生とメリット・デメリットの違いは以下の通りです。
| プラン体系 | 費用発生のタイミング | 主なメリット | 注意点・デメリット |
|---|---|---|---|
| 回数制 | 5回・8回などのパック契約時 | 1回あたりの単価が明確で計画を立てやすい | 規定回数で終わらない場合に追加費用が発生する |
| 都度払い | 施術を受けるたびに1回分を支払う | まとまった資金が不要でいつでもやめられる | 回数を重ねると総額が最も高くなりやすい |
| 通い放題 | 契約時に総額を支払う(または分割払い) | 納得できるまで追加料金を気にせず通える | 早期に満足すると回数制より割高になる |
通い放題には永久保証・期間制・月額制がある
通い放題の契約形式は主に3つのタイプに分かれます。
1つ目は永久保証タイプです。期間の定めがなく、満足するまで何年経っても通い続けられます。毛量が非常に多い人や、妊娠・出産などを経て将来的に毛が生えてきた場合にも対応できるのが強みです。
2つ目は期間制(2年間・3年間通い放題など)です。「契約から3年間は無制限」といった期限が設けられており、期限が過ぎると施術を受けられなくなります。期間内にどれだけ予約を取れるかが鍵となります。
3つ目は月額サブスクリプション型です。主にセルフ脱毛サロンで導入されており、毎月定額を支払っている間だけ利用できます。やめたいタイミングで解約できる手軽さがあります。
「回数無制限」でも好きな頻度で通えるとは限らない
無制限という表記があっても、年間で通える上限回数が制限されているケースがあります。
「年間最大6回まで」「前回の施術から最低90日は空けること」といった規約がある場合、1年間に受けられる施術はどれだけ多くても4〜6回程度です。
契約上の無制限と、実際に通えるペースには差があります。
【2026年】通い放題プランがある医療脱毛・脱毛サロン
現在、通い放題プランを提供している医療脱毛クリニックおよび脱毛サロンの情報です。料金や有効期限、脱毛できる部位の違いを確認してください。
料金・有効期限・脱毛範囲を一覧比較
各院・各サロンの通い放題プランの概要を整理しました。料金設定だけでなく、保証の有無や施術可能範囲に注目しましょう。
| サロン・クリニック | 種類 | 料金(税込) | 有効期限・契約期間 | 脱毛範囲 |
|---|---|---|---|---|
| リアラクリニック | 医療脱毛 | 110,000円~ | 永久保証・回数無制限※ | 全身・顔・VIOなどプラン別 |
| 渋谷美容外科クリニック | 医療脱毛 | 547,800円 | 無制限※ | VIOを含む全身 |
| プルメリア | 美容脱毛 | 255,000円 | 永久保証※ | 顔を含む全身360° |
| プルメリア | 美容脱毛 | 165,000円 | 永久保証※ | 全身25カ所から5カ所 |
| YOURSELF | セルフ脱毛 | 月額7,600円~ | 6カ月・12カ月・縛りなし | 全身・1回40分 |
| CLEVY | セルフ脱毛 | 公式料金ページで要確認 | 月額契約中※ | セルフ脱毛の対象部位 |
※各プランの適用条件や新規受付状況、詳細な利用規約は公式サイトでご確認ください。
リアラクリニック|医療脱毛の回数無制限・永久保証プラン
リアラクリニックの回数無制限プランは、医療レーザー照射による施術を重ねられる点が特徴です。部位ごとにプランが設定されており、必要箇所に応じた選択ができます。
医療脱毛における永久保証は、数年後に産毛が復活した場合でも対応してもらえる安心感があります。ただし、毛周期に合わせた通院間隔を守る必要があるため、短期間で集中して回数を消化する使い方には向きません。
渋谷美容外科クリニック|全身脱毛の無制限コースは受付状況を要確認
渋谷美容外科クリニックでは、VIOを含む全身脱毛の無制限コースが用意されています。医療機関での施術となるため、皮膚トラブル時のサポート体制が整っているのが特徴です。
無制限コースは時期や店舗によって新規受付を一時停止している場合があるため、カウンセリング予約時に最新の受付状況を問合せる必要があります。
プルメリア|選んだ5カ所を満足するまで通い放題
美容脱毛サロンのプルメリアでは、顔を含む全身360°の永久保証プラン(255,000円)のほか、全身25カ所から希望の5カ所を選んで通える通い放題プラン(165,000円)が展開されています。
「脇とVIO、膝下だけで十分」といったように気になる部位が限定されている場合、全身脱毛よりも費用を抑えながら無制限の保証を得られます。
YOURSELF|月額制で利用できるセルフ脱毛の通い放題
YOURSELFは、専用の脱毛マシンを自分で操作して照射するセルフ脱毛サロンです。月額7,600円〜で利用でき、1回40分の時間内であれば自由な部位に照射できます。
契約期間の縛りがないプランや6ヶ月・12ヶ月の継続コースがあり、スタッフに見られることなく自分のペースで通いたい方に適しています。
CLEVY|定額制で通えるセルフ脱毛サロン
CLEVYは定額の月額料金で通えるセルフ脱毛サービスです。マシンを使用しながら、人目を気にせず気になる部位を集中ケアできます。
料金や利用枠の詳細は時期により改定されることがあるため、最新の公式料金ページで規定を確認してください。
現在の受付状況を確認したい通い放題プラン
かつて「通い放題」を看板にしていた大手サロンの中には、経営体制の変更やプラン刷新に伴い、無制限コースの新規受付を終了している店舗が少なくありません。
名前を聞いたことがあるからといって、今も昔と同じ条件で契約できると思い込むと失敗します。まずは現状を正確に把握しておきましょう。
ストラッシュ|月額料金と通い放題の条件を確認
ストラッシュで現在前面に出されているのは、毎月定額を支払う月額制や回数制のパックプランです。「月額4,400円〜」といった表記を見ると、サブスク感覚で無制限に通えるような印象を受けるかもしれません。
ただ、この月額制は「毎月決まった額を払いながら、決められたペースで通う」仕組みです。何度も自由に照射できるわけではありません。過去にあった通い放題的なプランと現在の基本プランは性質が異なるため、契約前に「全体の支払総額」と「通える回数」の確認が必要です。
ミュゼプラチナム|期間・回数無制限プランの新規受付を確認
「両脇+Vライン通い放題」などで業界を牽引してきたミュゼプラチナムですが、サービス内容やキャンペーン条件は時期によって頻繁に変動します。
特に全身脱毛における無制限プランは、新規受付を停止していたり、回数制プランへ一本化されていたりすることがあります。「ミュゼなら無制限で通えるはず」と決めつけず、無料カウンセリングを予約する段階で現在のプランラインナップを問い合わせるのが一番確実です。
リンリン|無制限コースの料金と対象部位を確認
リンリンでも、時期や店舗によって無制限コースが用意されることがありますが、常に全店舗で契約できるとは限りません。
注意したいのは、無制限の対象が「全身」なのか「特定の部位のみ」なのかという点です。料金が抑えられている代わりに、顔やVIOが除外されていたり、年間で通える回数に上限が設けられていたりするケースもあります。自分の希望部位が含まれているかチェックを忘れないでください。
過去に通い放題があっても現在契約できるとは限らない
脱毛業界全体として、採算性の維持や予約混雑緩和の観点から、通い放題プランを廃止して5回・8回・12回といった回数制へシフトする動きが続いています。
ネット上の口コミや数年前の体験談で「通い放題で満足できた」と書かれていても、現在そのプランが提供されている保証はありません。カウンセリングへ行く前に、公式サイトの最新料金ページで「今、新規契約できるか」を必ず自分の目で確かめてください。
脱毛の通い放題はいくら?料金を比較
通い放題の料金は、施術の種類(サロンか医療か)と照射範囲によって10万円台から50万円台まで大きく開きます。
提示された金額だけで判断せず、どこまでの部位が含まれているのか、そして支払い方法によって総額がどう変動するのかを見ておく必要があります。
全身脱毛の通い放題料金
顔とVIOを除いた全身脱毛の通い放題相場は、サロン脱毛で20万円〜30万円前後、医療脱毛で30万円〜50万円前後です。
医療脱毛の5回パック(15万〜20万円程度)と比べると最初の支払額は張りますが、満足するまで15回以上通う前提であれば、通い放題を選んだ方が1回あたりのコストは安くなります。
顔・VIOを含む通い放題料金
全身に「顔」と「VIO」を両方追加したフルセットの場合、サロン脱毛で25万円〜35万円、医療脱毛では40万円〜60万円程度が目安です。
顔の細い産毛やVIOの根深い太い毛は、全身の中で最も照射回数を必要とする部位です。毛量をゼロに近付けたい人ほど、フルセットの通い放題を選ぶ合理性が高くなります。
部分脱毛・セルフ脱毛の通い放題料金
脇だけ、あるいは好きな部位を数カ所選ぶ部分的な通い放題なら、1万円〜15万円程度に抑えられます。たとえばプルメリアのように、全身25カ所から5カ所を選べる無制限プラン(一括165,000円)といった選択肢もあります。
また、自分でマシンを操作するセルフ脱毛サロン(YOURSELFなど)であれば、月額7,000円〜15,000円前後の定額制で通えます。半年〜1年ほど集中的に通ってやめる使い方なら、総額10万円前後で必要回数を確保できます。
「月々○円」と実際の支払総額を混同しない
広告で見かける「月々3,000円で通い放題」という言葉は、サブスクのような月額基本料金ではなく、ローンによる分割払いの月々支払額を指しているケースが大半です。
医療ローンやショッピングローンを利用すると、一括価格に対して分割手数料が上乗せされます。元のプランが30万円であっても、60回の長期分割を組むと手数料だけで数万円〜十数万円が加算され、最終的な支払総額が40万円以上に膨らむことも珍しくありません。
「毎月いくら払うか」ではなく、「手数料を含めて最終的にいくら払うのか」で比較してください。
シェービング代・麻酔代などの追加料金も確認する
通い放題の契約費用を抑えられても、通うたびに毎回別料金が発生しては意味がありません。
契約前に確認しておくべき追加費用は以下の通りです。
・シェービング代:手の届かない背中やOラインの剃り残しに対応してもらえるか(1回1,000円〜3,000円程度かかる場合あり)
・麻酔代:VIOなどの痛みが強い部位で麻酔クリームを使う場合の費用(1回2,000円〜3,000円程度)
・キャンセル料:予約直前の変更・キャンセルでペナルティが発生するか
10回、20回と長く通うプランだからこそ、都度の出費が積み重なって大きな金額差になります。
脱毛の通い放題は何回通えば元が取れる?
通い放題を検討するとき、真っ先に知りたいのは「結局、何回通えば損しないのか」という線引きです。
回数制プランの料金と比べると、元を取るために必要な回数ははっきりと見えてきます。
5回・8回・10回利用した場合の料金を比較
医療脱毛(顔・VIO除く全身)で、一般的な「5回コース:15万円」と「通い放題:30万円」を契約した場合を例に、1回あたりの施術単価を試算してみます。
・5回で通うのをやめた場合:1回あたり60,000円(回数制の単価30,000円より倍高い)
・8回通った場合:1回あたり37,500円(まだ回数制より割高)
・10回通った場合:1回あたり30,000円(ここでほぼ同等)
・15回通った場合:1回あたり20,000円(明確にお得)
計算上、最低でも10回以上、できれば12〜15回以上消化できて初めて「通い放題にしてよかった」と言える計算になります。
回数制と通い放題の1回あたり料金を比較
美容脱毛サロンの場合は、医療よりも1回あたりのアプローチがマイルドな分、必要回数が多くなります。例えば「12回パック:20万円」と「通い放題:30万円」で比べてみましょう。
サロン脱毛で「自己処理がほぼ不要」と感じるレベルを目指すには、18回〜24回以上の照射を重ねる人が大半です。18回通った時点で1回あたり約16,600円となり、12回パック(1回約16,600円)と同等になります。19回目以降は通えば通うほど、追加契約を繰り返すより総額を抑えられます。
必要な回数は脱毛方法・毛量・部位によって異なる
元を取れるかどうかは、あなたが求める「ゴールの基準」で決まります。
もともと毛が薄い人や「薄くなって自己処理が楽になればいい」という程度なら、医療5〜8回(サロン10〜12回)で十分満足できるケースが多いため、通い放題を選ぶと損をする可能性が高くなります。
反対に、「毛が太く濃い」「VIOを完全にツルツルにしたい」「産毛まで一本も残したくない」という希望があるなら、目安回数を大幅に超えるため、通い放題を選ぶ価値が跳ね上がります。
少ない回数で満足すると通い放題のほうが割高になる
「念のため」と通い放題を選んだものの、いざ照射を始めたら6〜7回程度で毛が生えにくくなり、そのまま満足して通うのをやめてしまうパターンがあります。
この場合、回数制を選んでいた場合との差額(10万〜15万円近く)はそのまま無駄になってしまいます。安心感だけで契約せず、自分の毛質とゴールを事前に見極めることが欠かせません。
脱毛の通い放題を選ぶメリット
元を取るためのハードルがある一方で、条件が噛み合う人にとって通い放題は非常に心強い選択肢になります。
回数制プランでは得られない、通い放題ならではの強みは主に4つです。
毛が残っても追加コースを契約する必要がない
回数制で最もストレスになりやすいのが「規定回数を終えたのに、微妙に毛が残ってしまった時」の判断です。
あともう少し照射したいけれど、追加で5回コースを契約するとさらに10万円近く飛んでいく。そんな葛藤や追加契約の勧誘に悩まされることがありません。納得できる状態になるまで、追加料金の心配ゼロで施術を継続できます。
毛が濃い人でも回数を気にせず続けやすい
毛量や毛の太さ、根の深さには強い個人差があります。平均的な目安回数(医療脱毛5〜8回など)はあくまで標準的な体質を基準にした数値に過ぎません。
「自分は人より毛が濃いかもしれない」という自覚がある場合、最初から上限のない通い放題を選んでおくことで、回数不足による不完全燃焼を防げます。
VIOや顔まで満足できる状態を目指しやすい
部位によっても必要な照射回数は大きく変わります。
根が深く太い毛が密集するVIOや、色素が薄くレーザーが反応しにくい顔の産毛は、全身の中でも完了までに最も回数を要する2大部位です。「VIOをハイジニーナ(無毛)にしたい」「顔の産毛をゼロにしてトーンアップしたい」といった明確なこだわりがある人ほど、無制限に通えるメリットが生きてきます。
契約後に必要な費用を把握しやすい
契約時の支払総額さえ確定してしまえば、それ以上脱毛に関する出費が増えることは原則ありません。
「足りなくなったらどうしよう」「後から追加でお金がかかるかもしれない」という資金面の不確定要素を排除できるため、長期的な予算の計画が立てやすくなります。
契約前に知っておきたい通い放題のデメリット
納得して通い続けるためには、メリットよりもデメリットの把握が欠かせません。
仕組みの裏側にある制約を知らずに契約すると、後から思わぬ落とし穴にはまることになります。
少ない回数で満足すると回数制より割高になる
通い放題は、一定以上の回数を重ねて初めて単価が下がる仕組みです。
予想以上に早く効果が出て5〜8回程度で満足した場合、最初から回数制プランを選んでいたケースと比べて10万〜20万円近く余計に支払ったことになります。早く終わることが結果として損に繋がるというジレンマがあります。
有効期限や年間の施術回数が設定される場合がある
「通い放題」という名称であっても、規約の細部まで確認が必要です。
「契約から〇年間」「年間で最大〇回まで」といった上限が設定されているプランでは、実質的に施術を受けられる回数が決まってしまいます。仕事の多忙や体調不良で通えない期間が挟まると、消化できないまま期限切れを迎えるリスクが生まれます。
毛周期によって施術間隔を空ける必要がある
どれだけ暇があっても、毎週通うような使い方は不可能です。
毛周期(成長期・退行期・休止期)のサイクルに合わせるため、照射後は最低でも2〜3ヶ月の間隔を空けなければ十分な効果が得られません。仮に「2年間通い放題」という契約であっても、物理的に照射できるのは8〜12回程度が上限になります。
予約が取れないと通い放題を活かせない
契約枠が無制限であっても、店舗の予約枠が空いていなければ意味がありません。
特に土日や夕方以降の混雑しやすい時間帯しか通えない人の場合、「次の予約が4ヶ月先まで取れない」といった状況に陥りがちです。通うペースが鈍化すると、期間制限のある通い放題では回数を稼げなくなります。
中途解約しても全額返金されるとは限らない
「やめたくなったら解約して未消化分を返してもらえばいい」という考えは通用しないことがあります。
多くの通い放題プランでは、解約返金の計算基準となる「精算対象回数(例:最初の6回までなど)」が決められています。この回数を使い切った後に中途解約しても、残額の返金はゼロになる契約構造が一般的です。
「途中解約してもお金が戻ってくるのは最初の数回だけ」という規約が多いため、事前確認を怠らないでください。
閉店・倒産すると施術を受けられなくなる可能性がある
通い放題は数年単位の付き合いになるため、運営側の経営リスクを考慮する必要があります。
万が一、契約期間中に運営元が倒産したり店舗が閉鎖されたりすると、通う手段を失うだけでなく前払いした受講料の返還も極めて困難になります。価格の安さだけで飛びつかず、企業の経営基盤を見極める視点も必要です。
後悔しない脱毛通い放題の選び方
通い放題で失敗する原因の多くは、契約前の確認不足にあります。
表面的な安さや「無制限」という言葉だけに惹かれてサインすると、いざ通い始めてから後悔することになります。カウンセリングで必ずチェックすべき項目を順番に整理しました。
ネット上の情報や口コミには、すでに受付終了した過去のプランが掲載されていることがよくあります。
検討している通い放題が「今まさに新規で申し込めるものか」を、店舗の公式サイトで直接確認するのが最初のステップです。
無制限という名称でも、中身は様々です。
一生涯通える「永久保証」なのか、それとも「3年間」などの期限付きなのかを把握してください。あわせて「前回の照射から何ヶ月空ける必要があるか」「年間で何回まで照射できるか」というルールも規約で確かめます。
「全身脱毛」の定義は店舗ごとに異なります。
顔やVIOが含まれているかはもちろん、うなじ・手足の指・首といった細かい部位が除外されていないかまで、対象範囲を一つひとつチェックしてください。
価格が極端に安い場合、自分で機器を操作するセルフ脱毛サロンの可能性があります。
手の届かない背中やOラインのシェービング・照射をスタッフに任せたいのか、自分で行う形式で問題ないのか、受けたいサービス形態を明確にしましょう。
どれほど魅力的なプランでも、予約が入らなければ絵に描いた餅です。
契約後に使用するWEB予約システムの使い勝手や、混雑時に近隣の系列店舗へ振り替えて照射できるかといった運用面をカウンセリングで尋ねてください。
プラン料金だけでなく、毎回の剃り残し対応費(シェービング代)、麻酔代、直前キャンセルのペナルティを確認します。
さらにローン分割を利用する場合は、分割手数料を足し合わせた最終支払額を算出して比較します。
数年単位の契約では、途中でライフスタイルが変わる可能性があります。
妊娠や病気で通えない期間に期限を延ばせる「休会制度」の有無と、中途解約時にいくら手元に戻るのかの計算式を事前に把握しておくと安心です。
脱毛の通い放題がおすすめな人
料金の高さや有効期限の制限があるため、通い放題はすべての人に等しく適したプランではありません。
ただ、特定の条件や明確なこだわりを持っている人にとっては、回数制限に縛られない環境が大きな価値になります。
毛が濃く必要な施術回数を予測しにくい人
毛量が明らかに多いと感じている人や、一本一本の毛質が太くて頑丈な自覚がある人です。
一般的な基準(医療で5〜8回、サロンで12回程度)は標準的な体質を前提とした数値に過ぎません。毛が濃い人の場合、目安通りの回数では毛穴がポツポツと残った状態で契約が終わってしまうケースが目立ちます。自分が平均より何回多く通うことになるか読めない人ほど、無制限の保証が活きます。
VIOや顔までしっかり脱毛したい人
照射箇所の中にVIOや顔が含まれており、なおかつ完璧な仕上がりを求めている人です。
VIOは体の中で毛根が最も深くしぶとい部位であり、顔は細い産毛が多くレーザーの光が反応しづらい部位です。どちらも部位別で見たときに最も回数を要します。「VIOに毛を一本も残したくない」「顔の産毛をゼロにしたい」という明確なゴールがあるなら、回数制の追加契約を繰り返すより通い放題を選んだ方が結果的にコストが抑えられます。
回数終了後の追加契約を避けたい人
「契約回数が終わった後にまだ生えてきたらどうしよう」という不安を抱えたくない人です。
回数制だと、施術を受けるたびに「あと〇回で本当に終わるのだろうか」と残りの回数を気にする必要があります。規定回数終了後の追加契約や再度の勧誘交渉といった心理的ストレスを最初からゼロにしたい人に合っています。
有効期限内に定期的に通える人
直近数年間のスケジュールが見通せており、2〜3ヶ月に1回のペースで定期的に予約を入れて通い続けられる生活環境にある人です。
有効期限がある通い放題であっても、間隔を空けすぎず計画的に枠を消費していける人であれば、十分に元を取れる回数まで施術を重ねられます。
脱毛の通い放題をおすすめしない人
無制限という響きは魅力的ですが、ライフスタイルや希望するゴールによっては、通い放題を選ぶことでかえって損をしてしまうケースが存在します。
以下の条件に当てはまる場合は、回数制プランや都度払いを優先して検討した方が失敗を防げます。
少ない回数で満足できそうな人
元々の毛量がそこまで多くない人や、「自己処理の回数が週1回程度まで減れば十分」と考えている人です。
医療脱毛なら5回〜8回、サロン脱毛なら10回〜12回程度の回数制コースで目標を達成できる可能性が高く、高額な通い放題を契約すると未消化の回数分だけ支払いが割高になってしまいます。完璧な無毛にこだわりがないなら、回数制の方が合理的な選択です。
定期的に予約を取って通うのが難しい人
仕事のシフトが不定期だったり、数ヶ月先のスケジュールを見通すのが難しい人です。
通い放題は、一定の頻度で継続して通うことで初めてコスパが良くなります。予約が後回しになって通うペースが空いてしまうと、期間制の通い放題では上限回数を消化できないまま契約満了を迎えるリスクが高まります。
まとまった金額や長期契約に抵抗がある人
数十万円規模のローンを組むことに心理的負担を感じる人や、特定のサロン・クリニックと数年間に及ぶ契約を結びたくない人です。
分割払いを選択すると金利手数料が上乗せされるため、総額の負担はさらに大きくなります。まとまったリスクを避けたい場合は、必要な時だけ1回分ずつ支払う都度払いサロンなどを利用する方が安心感を得られます。
引っ越しや妊娠などで中断する可能性がある人
近々転勤や引っ越しの予定がある人、あるいは妊娠・出産を考えている人です。
引っ越し先に同じ店舗がない場合や、妊娠によって長期休会を余儀なくされた場合、延長制度がない店舗だと通えない期間中も有効期限のカウントが進んでしまいます。再開しようとした時には期限切れで通えないという落とし穴に直面しやすくなります。
脱毛の通い放題に関するよくある質問
契約前に疑問に思いやすいポイントをまとめました。
